当院では、矯正治療のご相談に来られた患者さんのお話しを伺う時に、「歯並びをどのように治すか」、だけでなく、「何故そのような歯並びになっているのか」にも目をむけていくことが重要であると考えています。このような、結果に至る原因と過程を調べようとする姿勢は、当院院長が顔や顎の形態異常や機能不全の研究をしてきた中で身につけてきたものです。
患者さんの治療をする時に、この「何故歯並びが悪くなっているか」という視点が欠けていると、
綺麗に治った歯並びが安定せず元に戻ってしまいます。だからとても重要なのです。歯並びを悪くしている癖はないか、呼吸はきちんと鼻呼吸ができているかなど、歯だけでなく全身の状態にも気を配りながら患者さんひとりひとりに合った矯正治療を患者さんと相談しながら始めていきたいと考えております。
まずはご予約の上、初診相談にお越し下さい。お口の写真をお撮りした後、個室のコンサルティングルームにて、モニターで御自身やお子様の歯並びをご覧いただきながら、気になることやお悩みをお聞かせ下さい。
1時間ほどかけて、院長が丁寧に歯並びの状態や治療方法について ご説明いたします。
口腔内写真、顔面写真、歯のレントゲン、顔のレントゲン(頭部 X 線規格写真)、歯の型取り、噛み合わせの位置の記録、口腔内診査(むし歯、歯茎の状態のチ ェック)などを行い、治療計画を立てるために必要なデータを集めます。
検査結果についてご説明した後、治療計画のご説明をいたします。患者さんの ご希望も伺いながら、複数の治療計画をご提案させていただきます。
費用やお支払い方法についてもご説明しますので、ご不明点は何でもお尋ね下さい。治療計画に同意を頂けますと、治療に移ります。むし歯や歯周病の治療が必要な 場合は先に行います。
お子様の矯正の場合、1年から2年かけて、あごの成長のコントロールや歯列 の正しい発育のための治療を行います。この時期の治療を早期治療や I 期治療と呼んでおります。I期治療はお子様の身長の伸びや歯の生え変わりを考慮して、 適切な時期に適切な期間のみ行うことが重要です。
歯の生え変わりの途中で I 期治療が終了することもあります。この場合、乳歯が永久歯に生え変わるのを 待ってから、一度検査を行い、次の段階のワイヤーを用いた治療(II 期治療)を行うか否かについて相談して決めていきます。成人の治療の場合、主にマルチブラケット装置というワイヤーを用いて歯を動かす装置で治療を行います。
治療期間はおよそ1年から2年半ですが、部分的に装置を着ける、部分矯正はもう少し短い期間で終了する場合もあります。来院頻度はお子様でも成人でも1ヶ月に1回程度になります。お子様の場合、成長観察の期間は3ヶ月から半年に一回の来院になる場合もあります。
矯正装置を外したら、動かした歯がその位置で安定するまでは取り外しのできる装置を使います。この期間を保定期間と言います。
動かした歯は時間とともに安定してきますので、それに合わせて装置の使用時間も減らしていきます。保定期間は約3年です。綺麗に並んだ歯並びを長期間保つための大切な期間ですので頑張って装置を使って下さい。
保定期間が終わったら治療終了です。動かした歯の健康状態を保つためにも、年に2〜3回の定期検診をお勧めいたします。
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